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January 27, 2006

会議はボクシングに似ているらしい

訪れていただいた方々、すいませんです。
1週間以上更新が途絶えておりました。
追われてます。
追われまくっております。
毎日、毎日会議です。
これが意外と消耗します。

こういうとき昔、先輩の放送作家さんの言葉を思い出す。
それは「作家にとって会議はボクシングやで!」という言葉。

瞬時に試合の流れを読んで、
的確なパンチでKOを狙うボクサーと、
目まぐるしく変わる会議の流れを読み、
アイディアという武器で勝負する作家。
格闘技好きの先輩らしい少々強引な意見だが、
確かに似ている点は多々ある。

ざっくばらんに意見を言い合える打ち合わせは別だが、
大きな会議で、作家がPやDのように進行役を務めることはなく、
常に、番組をよりよくするためのアイディアを求められる。
このアイディア合戦を先輩はボクシングにたとえたらしい。

会議の進行役の「・・・で、これについてどう思う?みんな」が試合開始のゴング。
人によっては、終始、ガードを固めておいて、
最後にドカーンと一発重たいフィニッシュブローを狙う者や、
最初から、軽いショートジャブで牽制しつつ、
巧みなステップで翻弄し、判定勝ちを狙うファイトスタイルの者もいる。
もちろん、まったく戦いに参加せず、ずっと黙っておくという作戦もある。
その代わり、ジャッジの対象にもならないし、勝利は絶対得られない。

「・・・そういうやつは、いつかリングを降りることになるんや・・・」

・・・と、いう先輩の言葉を昨夜の会議中、思い出した。
そんなワタシは泥仕合の末、なんとかドローを拾う戦いを左ジャブ一本で続けている。

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January 18, 2006

いやなことを忘れたいなら、おいしいモン食べる

本日、会議が数件。
汐留、原宿、渋谷と精力的にまわり、
よい知らせと悪い知らせがひとつずつ舞い込む。

まあ、よい知らせの方がかなり大きいので、
差し引きでは悪くない結果だと勝手に思い込む。

夜、地元のピザ屋で、ゴルゴンゾーラのピザを食する。
蜂蜜をつけて食うと美味だとはじめて知った。
おかげで悪い知らせは完全に消去できた。

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January 17, 2006

遅まきながらネットTV『ブレスト』新年一回目収録で始動

本日、午後からCXで企画会議。

そこへもっていかねばならない企画書を仕上げるべく、昨晩から書き続ける。
と、同時に昨日締め切りだった企画書&プロットも進行させていく。
途中、様々な方面から催促の連絡が入る。
まさに綱渡り。
なんとか一つずつ脱稿&送信。
時間ギリギリでお台場城へ乗り込む。

企画会議の手ごたえは上々で、3月に単発のトーク番組が決定。
そのほかの企画も悪くない反応。

その後、ネットTV『ブレスト』の収録のため、麻布十番へ。
Gonta氏には仕事でしょっちゅう会っているが、ナミさん、パンヤオと会うのは久しぶり。
和やかムードながら、わりと真剣に今後のブレストについてトークした。
その模様は1月19日の『ブレスト』オンエアで是非ご確認下さい。

だが収録後、睡眠不足で体力の限界。
そこで打ち合わせと称し、ダビデに緊急連絡。
なんとか誤魔化し、誤魔化し誘導し、見事自宅まで送ってもらう。

帰還後、着替えもせずに眠る。

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January 16, 2006

上品なカフェで『じゃあ、体中に蜂蜜を塗ってブタに舐めさせるってのは?』と叫ぶ勇気

本日、音楽番組の会議。
その後のネタ会議がかなり長引く。

おかげで次の打ち合わせの前に企画書を一本あげるつもりが予定がズレ込む。

その打ち合わせは企画集団『チームカラス』の打ち合わせ。
場所は汐留の素敵なカフェ。
上品で静かな場所にもかかわらず、
大声でバカバカしい番組の企画を話し合っている我々。
白い目でジロジロ見られたが、こっちは真剣にお仕事してるのです。

帰還後、発注されていた4本の企画書に着手。
そのまま徹夜で翌日へ続く。

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January 15, 2006

一つずつ片付けていくことの難しさ

本日、自宅から一歩も出ることなく原稿書きに従事。
舞台のプロット、映画の脚本、映画プロット、
ドラマ企画書、バラエティ企画書、番組ネタ案・・・
と、まったくバラバラの原稿を書きまくる。

けっこう仕事したな~、と思い、一つずつ読み返してみると、
どれも中途半端な仕上がりで全然終わってない。
これって仕事だけじゃなく、普段でも同じ。

本棚の整理をしようとしたのに、
服が散らかっているのが気になり片付け始め、
服をどかすと、絨毯のゴミが気になって掃除機をかけ、
その前に掃除機の吸い込みが甘いのが気になって、ゴミを取り出して、
・・・結局、なにも終わっていないという事が多々ある。

ということで、己の計画性の無さに呆れる。
それでもコツコツ作業を進め、明け方に就寝。

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January 14, 2006

自分がよく遅刻するからなのか、人の遅刻には寛容です

本日、大雨の中、映画の企画会議のため、原宿へ。

が、会議の進行役である中心人物が不在。
その人物とは、何を隠そうネットTVの総合演出でもおなじみのGonta氏。
電話をかけると、どうやらすっかり忘れていた様子。
そのへんの切迫したやり取りはGonta氏のブログを見ていただきたい。

ただボク自身よく遅刻するからなのか、あまり人の遅刻には腹が立たない。
PCあるいは紙とペンさえあればどこでも仕事ができる商売なので、
逆に相手が遅れてくれたお陰で、ほかの作業が進み、ありがたい時すらある。
(とは言うものの、次の予定が詰まっている場合は全然別で、早々に去る)

と、波乱含みではじまった会議は、予定より早く、夜が明ける前には終了。
その後、Gonta氏に車で自宅まで送っていただく。

帰還後、さしせまった企画書・ネタ案などをダラダラ書くが、
集中力が続かず、朝9時に眠りにつく。

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January 13, 2006

たくさんの人のおかげで舞台は作られる

本日、午後から日の丸エンジンの舞台フライヤーの打ち合わせ。
このフライヤーというのは、いわゆる公演チラシのこと。

さっそくデザイナーのS氏とI氏に物語の構想を話し、アイディアを出してもらう。
この二人は、ボクが作る舞台には必ず携わってもらっているデザイナー。
毎回、ワガママなことを要求してしまうが小劇団にとってフライヤーはとても重要。

なにしろ公演を見る前のお客さんがまず目にするのがフライヤー。
このたった一枚の紙が、作品のイメージ、お客さんの期待値、公演の集客数、
さらに日の丸エンジンという団体のイメージを決めるといっても過言ではない。

両氏から、おもしろいアイディアが飛び出し、打ち合わせは終了。
その後、日テレへ赴き、個別会議に出席。

途中、日の丸エンジン・横掘氏から次回キャスティングについて連絡が入る。
4月公演とはいえ、すでに下準備が整いつつある。
そろそろ戯曲に着手せねば。

その後、個別会議は深夜まで及び、午前3時に帰還。

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January 12, 2006

春の改編で泣くもの、笑うもの

本日、音楽番組の会議。
その後、いくつかの小打ち合わせに顔を出す。
春の改編について、様々な情報が錯綜している様子。

最初の打ち合わせに同席した作家は、
抱えている数本の番組すべてが終わるらしく、嘆いていた。
これってよくあること。

逆に次の会議であった知り合いの作家は、
春の改編でどっと仕事が増えたと、うれしい悲鳴をあげていた。
これもよくあること。

まったく因果な商売だなあ、放送作家って。

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January 11, 2006

倖田來未を見逃し、G-factoryのライブを見る

本日、音楽番組の収録日。
担当回ではないし、別に用はないのだが、スタジオに顔を出そうと決めていた。
なぜならあの倖田來未女史がゲストなのだ。
速攻ですべての用事を片付けて、スタジオに向かう。

が、途中、別番組のプロデューサーに呼び止められる。
・・・そしてそのまま拉致。
・・・結局、収録に間に合わず。
・・・無念。

その後、御茶ノ水のライブハウス『KAKADO』に赴き、
ネットTV『ブレスト』に出演している『劇団G-factory』のライブを見に行く。
舞台というよりは、変わったタイプのショートなシチュエーション芝居&エチュード。
本公演とは別にこういうライトタッチのものをやるのはおもしろい。

構成作家的立場から言うと、短めの芝居が一本あるなら、
あとは気楽に楽しめる小ネタがたくさんあったほうがよかったかもしれん。
ただ常識にとらわれないGonta氏らしい挑戦的な試みだったと思う。

その後、酔いどれラーメンロッカー・KTと、
すっかりキザ臭が抜けたダビデと共に『魂麺まつい』に赴く。
KTオススメの『塩太魂』は今まで食べたラーメンで一位、二位を争うウマさ。
おそらく連日通う事になりそうな予感。

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January 10, 2006

タクシー運転手の何気ない一言で・・・

本日、種まき作業のため日テレ内を右往左往。
いずれ花咲く事を祈りつつ、退社。

その後、渋谷でフリーのディレクターを中心とした
企画集団『チームカラス』の打ち合わせのため渋谷へ。

なかなか話し合いがまとまらないまま、時が過ぎたが、
なんとかアイディアをひねり出し、一筋の光明が見えたところで解散。

帰りのタクシーで運転手さんとなんとなく仕事の話しになった。
そのときふいに
『放送作家さんていう仕事は寿命はどれくらいなんですか?』
と聞かれ、なんだかドキリとする。
「さあ、人によると思いますけど・・・」と答えるのが精一杯。

・・・寿命か。
いいのか悪いのか分からないけど、あんまり考えたなかったなあ。


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January 09, 2006

十数年前の成人の日は焼き鳥屋でバイトしてました

本日、音楽番組の会議。
いろいろ話し、いろいろ決まる。

その後、ドラマ班に顔を出し新年のご挨拶&打ち合わせ。
企画書の発注を受けて帰還。

伸びすぎた髪を切るべく馴染みの美容室へ連絡を入れると、
成人式で朝から忙しかったため、通常より早めに閉店したとの答え。
また髪を切るチャンスを逃してしまった。

そんな中、甘太郎から救急車に運ばれる新成人に遭遇。
ママから買ってもらった素敵なスーツが吐瀉物まみれ。
立派な大人になってね。

明け方、番組リニューアル案を作成&送信。

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January 08, 2006

書く者の気力を削ぐ、ツルツルな状態

本日、自宅で原稿書き。
だがどうにもこうにも進まない。
これをボクは『ツルツル状態』と呼んでいる。
これがどういう状態かちょっと説明してみよう。

ボクにとって原稿を書く作業というのは、垂直な壁を登る作業に似ている。
調子がいいときは、90度の壁だが、所々に昇りやすい凸凹があり、
ヒョイヒョイ上に進む事ができる。
たとえ途中で立ち往生しても、よ~く壁を見つめていると、
手をかけられる箇所が自然と見えてきて、さらに上に進む事ができたりする。

だが調子が悪いときは、その壁が磨き上げられたチタン合金で、
おまけに大量のサラダ油が入ったツボを堕天使が上からチロチロと流し、
なんとか必死に壁を登ろうとしても、ツルツル滑って、
オイルまみれのボクは床に這いつくばるしかないのだ。

というわけでツルツル状態のボクは一日完全オフでした。

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January 07, 2006

意外と脚本書くとき、取材・調査を重視しますよ、これでも

本日、音楽番組のネタ書きをしつつ、次回の舞台の資料などを読み漁る。

次回は特殊な設定を考えているので、どうしても専門知識が必要。
そこで図書館やら本屋やらで資料を集めてみた。
医療関係や機械工学。さらには分子メカニズムなど固い書物に交じり、
なぜかドラえもん13巻とキテレツ大百科4巻もある。

・・・結局、漫画ばかりを読んだだけで、匙を投げる。

その後、恵比寿にて演劇ユニット・日の丸エンジンの打ち合わせ。
今回は旗揚げから出演している女優・竹中彩子も参加。
鍋を囲みつつ、次回公演の構想などを話し合う。
おかげさまでどんどんキャストが集まり始めている。
だがまだまだ出演者募集中。
せっかくなので↓に以前書いた募集要綱を貼っておきます。

ワタシクが作演出いたします『演劇ユニット・日の丸エンジン』の
第三回公演を、2006年4月5~9日まで池袋シアターグリーンにて行います。
次回公演は、実験的かつ無謀な試みの舞台を構想しております。
そこで、広くあまねく次回公演の出演者を募集したいと思います。
年齢・経験は一切不問です。希望の方は氏名、年齢、職業などの
簡単なプロフィールと写真を添えてメールにてお送り下さい。

締め切り 2006年1月16日

hi-engine@mail.goo.ne.jp


みなさん、ふるってご参加くださいませ。

その後、酔っ払った勢いで『日の丸エンジン』座長の高木氏のお宅にお邪魔。
横掘氏も交え、三人で『サトウホラーショウ』のDVDを鑑賞。
反省したり、後悔したり、納得したり。

数時間後、タクシーにて帰宅。
そのまま舞台用の資料に借りた古い映画を鑑賞中に爆睡。

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January 06, 2006

今年の目標が決定しました。

本日、映画企画のため六本木で打ち合わせ。
さんざんクギをさされていたにもかかわらず約束の時間に間に合わず。
この遅刻癖を改めるのが今年の最初の目標にします。

打ち合わせ内容は行きつ戻りつという感じ。
まあそのための打ち合わせなのだから、こういう迷走は大歓迎。
これを今のうちにやっておけば、あとあと絶対ラクになる。

その後、ディレクターGonta氏と舞台・映画、
さらにネットTV『ブレスト』の今後について、いろいろ話す。
その結果、今までの実験的な内容をふまえた新たな展開を思いつく。
それは3月くらいから始動するつもりなので乞うご期待。


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January 05, 2006

喰いタン、白夜行、Nsあおい、夜王・・・

本日、遅まきながら『フレッツひかり』を導入。
だが回線速度の速さをあまり感じない。
どういうこと?

午後からカミさんと下町・上野へ。
年末年始の騒乱は終わっており、比較的静か。
アメ横をブラブラ歩き、不忍池の弁天神社で初詣をして早々に帰宅。

その後、ドラマ企画書を作るため、
局Pから渡された三冊の原作本を片っ端から読む。
原作ありきのドラマ作りにやや複雑な思い。
まあお仕事ですから仕方ないけど。

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January 04, 2006

ダラダラしているからって休んでいるわけじゃないのです

本日、午後より起き出し、またも企画書作りと映画のプロット書き。
だが、ダラダラとテレビを見ながら、甘いお菓子を食べては、机に向かい、
しばしのち、またダラダラとゲームをしながら、甘いお菓子を食べるという作業が続く。

二時間ほど、その姿を見ていた正月休み中のカミさんに叱られる。
どうやら普段仕事で家にいないカミさんには、
ボクのワークスタイルが無性に腹立たしいらしい。

だがダラダラも実は仕事中。
この状態は本気でダラダラしているわけではなく、
文章を推敲をしている大切な時間。
しかもTVをみたりゲームをすることは、
一体どんなものが世間に受けているのか検証しているのだ。
どうかそれをわかっていただきたい。

ということで、これからTBSの『ドリームマッチ』の録画したものを見ながら、
プレステで『パワフルプロ野球』の育成モードでイチロー似の選手を育てつつ、
キャラメル味のポップコーンを食べる作業をしたいと思う。

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January 03, 2006

今年は本気でいい年にしたいんですよ

無事、年が明けたようです。
ひとつ今年もよろしくお願いいたします。

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挨拶回りに明け暮れたオトナな年末年始を終え、本日より仕事始め。
といっても自宅にてドラマ企画書に簡単なストーリーを数本書く作業。
軽く考えていたがこれが意外と難航。

気分転換にTVをつけると『古畑任三郎』がやっていたので、
裏の『里見八犬伝』とザッピングしつつ、同時に鑑賞。
感想は・・・割愛。

その後、原稿に向かうが、どうにも進まない。
仕方ないので、借りてきたDVDを眺めつつ、次回舞台のプロットなどを書いてみる。
なんとなく筆が乗ってきたところで、ドラマ企画書に切り替えてみる。
すると不思議な事にスラスラ進み、明け方に脱稿。

こうして2006年がスタート。
今年はいい年にしたいです。ホントに。

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