会議はボクシングに似ているらしい
訪れていただいた方々、すいませんです。
1週間以上更新が途絶えておりました。
追われてます。
追われまくっております。
毎日、毎日会議です。
これが意外と消耗します。
こういうとき昔、先輩の放送作家さんの言葉を思い出す。
それは「作家にとって会議はボクシングやで!」という言葉。
瞬時に試合の流れを読んで、
的確なパンチでKOを狙うボクサーと、
目まぐるしく変わる会議の流れを読み、
アイディアという武器で勝負する作家。
格闘技好きの先輩らしい少々強引な意見だが、
確かに似ている点は多々ある。
ざっくばらんに意見を言い合える打ち合わせは別だが、
大きな会議で、作家がPやDのように進行役を務めることはなく、
常に、番組をよりよくするためのアイディアを求められる。
このアイディア合戦を先輩はボクシングにたとえたらしい。
会議の進行役の「・・・で、これについてどう思う?みんな」が試合開始のゴング。
人によっては、終始、ガードを固めておいて、
最後にドカーンと一発重たいフィニッシュブローを狙う者や、
最初から、軽いショートジャブで牽制しつつ、
巧みなステップで翻弄し、判定勝ちを狙うファイトスタイルの者もいる。
もちろん、まったく戦いに参加せず、ずっと黙っておくという作戦もある。
その代わり、ジャッジの対象にもならないし、勝利は絶対得られない。
「・・・そういうやつは、いつかリングを降りることになるんや・・・」
・・・と、いう先輩の言葉を昨夜の会議中、思い出した。
そんなワタシは泥仕合の末、なんとかドローを拾う戦いを左ジャブ一本で続けている。