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February 25, 2007

ドローな週末

本日、仕事がらみで神保町へ。
ちょっと合間があったので、神保町のうまいそば屋を検索。
すると近場に名店があることが判明。

松翁(猿楽町)

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非常に分かりにくい場所で、地味で素朴な入り口。
なのに店内は満員。
さすが老舗。

大盛りを頼もうとしたらやってないとのこと。
どうやら一枚でも充分お腹一杯になるらしい。
郷に入れば郷に従えということで、ざる一枚を注文。

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たしかに意外と量が多い。
麺は細めで、そばの香りが非常に芳しい。
コシがあり、そばの実の歯ごたえが感じられるほど。

つけ汁は濃口と薄口が選べ、ワタクシが頼んだのは濃い口。
カツオと昆布の風味が効いていて、細いそばによく合う。

ほかにも、胡麻豆腐やら畳いわしやら、小料理屋並のメニューあり、
日本酒の種類も豊富。

そば屋で酒を楽しみたい粋な人にはピッタリのお店です。

ちなみにワタクシはそんなに飲めません。


その後、中野で芝居を観劇。

終了後、軽く食事をし、車で帰還しようとすると、パトカーに車を止められる。

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理由は『ヘッドライトの片方が切れているから』

運転していたのはポンコツ俳優の流山ダビデ。
だが車の持ち主はワタクシ。

確かに整備不良なので文句も言えず、渋々謝っていると、警官が車内を強制捜査。

すると

『ヌンチャク』

『バット』

など、コントやら芝居の小道具がボロボロでてくる。


「なにこれ」

「これは小道具ですね、芝居の」

「役者さんなの?」

「いや、演出家です」

「・・・」

あきらかに怪しんでいる。

その様子をダビデに激写してもらった。
しかし現場の張り詰めた空気でピントもまったく合わない。

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つづいてトランクを調べられる。

すると

『ロープ』

『台車』

『土嚢』

『土のついたスコップ』

が出てきた。
これも映画の撮影で使ったもの。

だが、どう考えても、死体を運び、埋めるために揃えたとしか思えない最適アイテムだ。

「これは?」

「映画の撮影でつかいまして」

「映画監督なの?」

「いや、違いますね」

「じゃああんた何やってる人」

「放送作家です」

「作家さん?作家なのに演出も監督もするの」

「ええ、まあ」

「よく分からん仕事だねえ」

「・・・」

すいません、ワタクシだって何が仕事なのかよく分からんのです。

うまい蕎麦を食べたが、職務質問で後味悪し。

ドローな週末でした。

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February 24, 2007

地元の警察署は実に平和そうだった

本日、普通免許の更新のため地元警察署へ。

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ハガキに1時間講習を受けろと書いてあったので、
打ち合わせの時間をずらして出頭。

なのに、講習は別の日におこないますとのコト。

「え、そんなシステムだっけ?」「え、また来なきゃだめなの」

などブツブツ言ってると、奥に座っていた警官がツカツカ来て、

「すぐ更新したいなら免許センター行けば」

・・・お巡りさんってエライんですね。

その後、打ち合わせとナレ撮り。

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深夜まで作業は続く・・・。

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February 17, 2007

日本アカデミー賞授賞式で思ったこと。

本日、行ってきました
日本アカデミー賞・授賞式。
会場は新高輪プリンスホテル。

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普段、小汚い格好しているボクもいちおう、正装に近い格好で会場入り。

で、踏んできましたレッドカーペット!

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あれ?でも意外と薄っぺら・・・。

レッドのわりに朱色っぽいし・・・。

しかもヨレヨレって・・・。

本家みたいにオープンじゃないので、なんか雰囲気も・・・。


そんな中、賞総なめのフラガールチームが登場!!

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写真小せえとお思いでしょうが、肖像権がからむので・・・。

ちなみに手前が蒼井優。


そんな中、いよいよ授賞式がスタート!!


でも作家の私はやることもなく・・・。

スタッフルームと会場をウロウロするばかり・・・。

おまけになんだか居心地が悪く・・・。

結局、次の打ち合わせのために途中退席しちゃいました。

まあ、日本アカデミー賞で思ったことは。

ワタクシも僭越ながら映像に携わるクリエイターであるわけで。

となると、こういう式は見るのではなく

賞をもらう側として呼ばれたいものです、はい。

あとは蒼井優が異様に細い事。

さらに角川春樹の異様な威圧感。

それが非常に印象的でした。

その後、打ち合わせ二件。

一件目は、演劇ユニット日の丸エンジンの主宰・横掘氏。

懸念事項のセット案を二人でつめる。
あーだこーだと顔を合わせると話しが早い。
次々案を出し合い、ほぼ決定。

あとは戯曲に集中するのみでございます。

二件目は、汐留に呼ばれて4月ドラマの打ち合わせ。

『セクシーボイスアンドロボ』

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毎週火曜22時 4月スタート
主演 松山ケンイチ
原作 「セクシーボイス アンド ロボ」黒田硫黄 小学館刊

おそらく立ち位置は、いつものブレーンか助っ人稼業。

慌しいけどがんばらねば。

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February 16, 2007

歌舞伎・蕎麦・眼精疲労

本日、銀座・歌舞伎座近くで打ち合わせ。
だからといって歌舞伎の仕事じゃないですが。

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その前に時間があったので、
歌舞伎座裏にある老舗のそば屋『宮城野』で蕎麦を喰らう。

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大盛せいろを頼むと三段で出してくれて得した気分。
そばは喉ごしのいい手打ち。
つゆは、かなりあっさり。
歌舞伎関係の方御用達の伝統の味をおいしく頂きました。

その後、打ち合わせ二件。

話していると眼精疲労のせいか目が霞み、頭が痛い。

だから打ち合わせを早く切り上げようとする。

と、やる気がない人みたいに見えるらしい。

気をつけマス。

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February 11, 2007

ノンジ式芸術論

最近、枯れ気味の脳に刺激を与えるべく、
行ってきました、六本木・国立新美術館。

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建物自体もアートですが、中もご覧の通りアートでした。

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本日やっていたのは、20世紀美術展。
セザンヌの晩年から現代アートまで幅広く網羅。
館内の空間を想像以上に、広く贅沢に使っているので、じっくり堪能できます。

とくにオススメは最後に展示されていた
『マイケルグレイグマーティン』という方の作品。
なんつーかアートの概念ぶち壊されました。
必見です。

ワタクシ、芸術についてたいした知識も審美眼もありません。
正直、アートや芸術にふれるとき大切にしているのは
『これ、なんか好き』という感覚のみ。
でも意外とこれが正しい芸術の楽しみ方だったりします。

まあアートなんてモンは正解なんてないんですから、
好きなように楽しむのが一番。
実はこの感覚、誰もが日常生活で感じているはずです。

たとえば、突き抜けるような空の蒼さを見たとき。
たとえば、夕焼けに染まる街並みを見たとき。
たとえば、町を歩いているときに気付く木々の枝。
たとえば、ふと見上げたときに浮かぶ月のカタチ。

自分の目に映る『ああ、なんかいいなあ』とおもう景色、モノ、瞬間。
それこそが芸術であり、アートな感覚なのだとボクは思っております。

語ってるけど、どーした、おれ。


そうそう、ちなみに私が作演出します
演劇ユニット日の丸エンジンの4月公演も『美術館』が舞台。
そのネタ探しの意味もあって出かけたのですが、よいネタ拾えました。


その後、汐留で『日本アカデミー賞』のナレ撮りの立会い。
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なんと、その場で番組Pに2月16日の高輪で行われる
日本アカデミー賞・授賞式へ行くお許しをいただきました。

ということで、生レッドカーペットを拝んできます。

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February 05, 2007

感謝

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地味なライブ『ポンコツライブvol2』が無事終了いたしました。

改めて『ライブ=生』の醍醐味である楽しさと恐ろしさを痛感。
人を楽しませるということは、本当にむずかしい。

ご来場いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
またキャスト、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

写真はまったく関係ない夜の街ですな。

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