August 31, 2007
August 21, 2007
たしかに地球を救えるのは愛なのかもしれない
かかわっていた『24時間テレビ』が無事終了。
視聴率が歴代2位の18,6%。
しかもフィナーレは、43,9%。
さっそく日テレ内デカデカとポスターが貼られてました。
ワタクシ、今回けっこーいろんな部門を担当。
土曜日は東京ドームへロケ同行。
めったに降りられない試合前のグラウンドにおもわず感動。
企画内容は『少年と阿部捕手、約束のホームラン』
結局、当日は叶わなかったものの、翌日、サヨナラHR。
う~ん、おしい。
その他もいろんな企画に参加し、いろんな場所に出没。
そのおかげで、この番組がいかに大変かよーく分かりました。
この番組にかかわるのはまだ二回目。
特殊な番組ゆえ、正直、番組作りにも複雑な思いを抱くこと多々あり。
ただ、なんだかんだ言っても、ハッキリしている事は、
3億以上という多額の募金が、たくさんの人から集まり、
それを必要とする人々の元へきちんと届けられていること。
これだけの金額、なかなか集まるものじゃない。
それだけでも、これから続ける意味はあると思います。
無論、番組の見せ方、作り方、内容は別ですが・・・。
ともかく、何も起こらず無事終了したことが何より。
かかわったスタッフの皆様、お疲れ様でした。
そして視聴者の皆様、ありがとうございました。
August 03, 2007
そばをめぐる冒険①
新橋で蕎麦屋の新店を開拓すべく調査。
するとネットでも評判の変わった店を発見。
その店は・・・『竹邑庵太郎敦盛』
一押しメニューはのれんにも出ている黒そば。
さっそくいただくべく、店内に足を踏み入れた。
その瞬間、軽いジャブを喰らう。
『イラシャイマセ~』
ワタクシを出迎えてくれたのは、
ピンク色のムームーを着た二人のフィリピン人女性。
別に外国人の方が働いているのは珍しくない。
ただ・・・ムームーて。
そのムームー娘たちにうながされ、靴を脱いで室内に上がる。
そして真っ赤なボディの一人用ちゃぶ台に座る。
床はペルシャ絨毯が敷かれ、座布団はインド製らしいカラフルなもの。
BGМは八代亜紀。
それでいて壁にはハワイっぽい風景写真。
その横には元読売巨人監督のミスター長嶋と店員さんたちの集合写真。
さらに今にも動き出しそうな日本人形が数点置かれ、
そのほか、巨大な皿やらオレンジやら青やら光る布とか・・・飾りは無数。
この形容しがたい内装をたとえるならば、
日本のことをまったく知らないセルビアモンテネグロ人が
日本映画を撮るためイメージで作ったセットのようである。
でも蕎麦がうまけりゃ文句などない。
そこで同店自慢の『敦盛そば』を注文。
最初に出てきたのは湯飲みと土瓶。
お茶かと思い、飲んでみると、いきなりそば湯。
しかもツユ入りではなく、本当に蕎麦を湯掻いたお湯。
・・・なるほど、斬新である。
つづいてネギ・トロロ・生卵が入ったお椀と、お銚子が一本が出てきた。
さすがにどうすればいいか分からず、ムームー娘①に尋ねると、
「ココニイレテ、ヨクマゼル」
どうやらお銚子の中はそば汁らしい。
それを具の入ったお椀にいれて混ぜるのか。
だがお銚子がものすごい熱くて触れずマゴついていると、
見かねたムームー娘②が、
「ソンナアツクナイヨ、オニイサン」
と、馴れた手つきで入れて、かき混ぜてくれた。
サラマトポー(フィリピン語でありがとうの意味)
そばを茹でているのは、おかみさんである関西弁のおかあさん。
真っ黒な髪の毛をアリのような形に結んでおり、一度見たら忘れない様相である。
そして待つこと数分。
目の前に敦盛そばが登場。
茹でた蕎麦を熱いまま頂くのでその名がついたそうだ。
やや固めに茹でられた蕎麦と、ネギトロロ卵入りのそば汁の相性は悪くない。
ただ店内の雰囲気同様、人によって好みがハッキリと分かれる味である。
はっきりいってたとえようもないが、
あえて言うならば、横浜の種田選手のような蕎麦か。
横浜・種田仁
内野手 背番号3
独特なバッティングフォーム『ガニ股打法』が特徴。
あまりにおもしろい構えから、よく真似されて笑われているが、
実はこの打法はプロの球についていけなかった種田選手が、
自分の癖を逆に利用して編み出した究極の打法なのだという。
おそらくこの店も紆余曲折あって、この間違った日本のイメージスタイルに
たどり着いたに違いない。
ワタクシ的には『・・・』だが、
そんな個人の評価を超えた『何か』を間違いなく体験できるお店である。
まだまだそばをめぐる冒険はつづく・・・